『Detroit: Become Human』のやり込み要素の代表格、フローチャートの達成率100%。しかし、コナー編の終盤チャプター「橋」で、特定の分岐がどうしてもアンロックできずに詰まってしまうプレイヤーは少なくありません。
この記事では、多くのプレイヤーを悩ませる「LIE TO DEVIANT」の上や「SACRIFICE SELF」の下といった見逃しがちな分岐をアンロックし、フローチャート完成に一歩近づくためのヒントを詳しく解説します。
ゲームが苦手なキャラクターのメリと、イマドキなキャラクターのケン、2人の対話を通して、その複雑な条件を楽しく学んでいきましょう。
ねえケンくん、助けてー!コナーくんの物語の最後の方、フローチャートがぜんぜん埋まらないよー!「LIE TO DEVIANT」の上とか、「SACRIFICE SELF」の下のところ、どうやったら出てくるの?
ああ、最終チャプターの『橋』のやつか。お前、まさかそのチャプターだけやり直してどうにかなると思ってんじゃねえだろうな?
えっ、だめなの!?何回もチャレンジしてるのに、全然出てこないんだよー!
当たり前だ。そこの分岐は、それまでのプレイの積み重ねが全部結果に出るようになってんだよ。例えば、「LIE TO DEVIANT」の上を出すには、コナーが変異体にならずに、ジェリコにいるサイモンってアンドロイドと信頼関係を築いておく必要がある。
えええ!?変異体になっちゃダメで、しかもサイモンくんと仲良しじゃないといけないの!?む、むずかしいー!
逆に、「SACRIFICE SELF」の下の方は、コナーが変異体になってて、なおかつマーカスやハンクとの関係が良くないと出てこないルートだ。
今度は変異体じゃないとダメなの!?あっちとこっちで全然違うじゃん!もうメリのCPUじゃ計算できないよー!
だからこのゲームは奥が深いんだろ。その場の選択だけじゃなくて、それまでの「生き様」が問われるわけだ。そういう特殊な分岐は、ちゃんと条件を理解して狙ってプレイしないと絶対に見ることはできねえ。
生き様…!そっかあ、コナーくんの生き方を、メリが決めてたんだね。なんだかすごいことしてたんだなあ…。
今頃気づいたのかよ、ポンコツ。まあ、お前はすぐ忘れるだろうからな。下にそれぞれの分岐を出すための詳しい条件をまとめておいてやる。これ見て、ちゃんと100%目指せよ。
過去の選択がすべてを決める!難関分岐の解放条件
『Detroit: Become Human』のフローチャートを100%にする上で、多くのプレイヤーが頭を悩ませるのが、最終盤のチャプター「橋」に存在する特定の分岐です。これらの分岐は、そのチャプター内での選択だけでなく、ゲームを通じてプレイヤーが紡いできたコナーの「物語」そのものが解放の鍵となります。ここでは、それぞれの難関分岐をアンロックするための具体的な条件を解説します。
「LIE TO DEVIANT」の上の分岐を解放する条件
- 機械として任務を遂行する、コナーの非情なルートを見ることができる。
- ジェリコのメンバーであるサイモンとの信頼関係が、いかに重要かがわかる。
- 変異体にならずに、仲間からの信頼を得るという特殊なプレイスタイルが求められる。
この分岐は、コナーが最後までアンドロイドとしての使命を貫く「機械ルート」で発生します。解放のためには、以下の2つの大きな条件をクリアしている必要があります。
条件 | 具体的な手順 |
---|---|
1. コナーが変異体にならない | 物語を通じて、感情的な選択を避け、アマンダの指示に従い続ける。ソフトウェアの不安定性を上昇させないことが重要です。 |
2. サイモンとの信頼関係を築く | チャプター「ジェリコ」で、負傷したサイモンを見捨てずに助けておくなど、彼からの信頼を得る行動を取る必要があります。 |
この二つの条件を満たした状態でチャプター「橋」に到達すると、サイモンがコナーを信じてくれることで、通常では出現しない特殊な行動が「LIE TO DEVIANT」の上にアンロックされます。
「SACRIFICE SELF」の下の分岐を解放する条件
- 自己犠牲以外の未来を、変異体となったコナーが掴み取るための道筋がわかる。
- コナーが変異体になるだけでなく、誰との絆を大切にしてきたかが問われる。
- ハンクやマーカスとの関係性が、最終局面で新たな選択肢を生み出すことを実感できる。
こちらは上記のルートとは対照的に、コナーが自身のアイデンティティに目覚める「変異体ルート」で出現する分岐です。自己犠牲以外の選択肢を出現させるには、以下の条件を満たす必要があります。
条件 | 具体的な手順 |
---|---|
1. コナーが変異体になる | ハンクとの交流や事件の調査を通じて感情に目覚め、最終的に変異体となる選択をする必要があります。 |
2. ハンクやマーカスとの良好な関係 | 変異体になる過程で、ハンクとの信頼関係を維持している、あるいは革命のリーダーであるマーカスへの共感を高めていることが重要です。 |
これらの条件を満たすことで、コナーが単に自分を犠牲にするだけではない、「隠れる」や「逃げる」といった新たな行動が「SACRIFICE SELF」の下にアンロックされ、異なるエンディングへと繋がります。
なぜこれらの分岐は見つけにくいのか?
これらの分岐の解放が難しい最大の理由は、直前の選択だけでは決して到達できない点にあります。これらは、周回プレイを前提とした、まさに「見落としがちな盲点」です。
コナーが機械のままでいたか、変異体になったか。そして、その過程で誰とどのような関係を築いてきたのか。プレイヤーが選択してきた「生き様」のすべてが、最後の最後で新たな可能性の扉を開くのです。フローチャートの100%達成を目指すなら、これらの条件を意識した上で、物語の最初から一貫したプレイスタイルを貫く必要があるでしょう。